小松市は19日、未来型図書館等複合施設整備・運営事業について、実施方針案と要求水準書案を公表した。民間事業者の資金力や技術力などを生かすPFI手法(BTO方式)を実施するにあたり、12月補正予算で債務負担行為を設定し、同月に募集要項を公表する予定だ。
実施方針案によると、代表企業を置くグループを公募する。応募グループには一級建築士事務所の登録を受けている設計企業、2015年4月以降に延べ床面積4500平方メートル以上の公共施設の施工実績がある建設企業、工事監理企業、運営企業などで構成し、要件を満たせば複数の業務を兼ねることも可能だ。
今後のスケジュールでは、26年6月に優先交渉権者を選定し、同年9月に事業契約を締結。市制90周年の節目となる30年10月の開館を目指す。実施方針に対する質問は、市ホームページから意見書をダウンロードし、メールで市長公室未来型図書館づくり推進チームまで提出すること。
未来型図書館は、芦城公園(丸の内公園町地内)内で現在、解体が進む公会堂の跡地に整備される。計画によると、建設規模は3階建て延べ約9000平方メートル。概算事業費は約86億円、跡地活用を含めると約90億円と試算している。
同公園内の現図書館や博物館については、未来型図書館へ機能を集約する。内部は図書館機能を約4200平方メートル、博物館機能を約900平方メートル、市民ギャラリーを約300平方メートル、蔵書と展示品が一体的に配置される融合スペースのコレクションハブ機能を約500平方メートルと想定。蔵書数は約35万冊。閲覧席は約360席を設置。市民交流スペースや多目的スペースのほか、各種スタジオなどを備える予定。