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滋賀産業新聞
2025/09/25

【滋賀】愛荘町 新川久保橋など3橋梁の補修

 愛荘町は、町道東部開発線の宇曽川橋梁「新川久保橋」(川久保地先)と町道島川磯部線の安壺川橋梁「安壺浦橋」(島川地先)、町道東出北八木線の内水路橋梁「フケ橋」(安孫子地先)の町道橋3橋を対象に、既年度発注の橋梁点検結果を基に、現状の損傷劣化の原因や進行状況を把握し、適切な補修(改築)工法を選定、効果的な維持管理を行なうための設計業務を発注した。
 担当は、9月2日に開札した条件付一般競争入札で落札した湖北エンジニアリング梶i長浜市)の日野営業所。履行期限は、来年(令和8年)2月28日までとし、町は早期の工事実施を目指して行く。
 「新川久保橋」は、橋長58b、幅員9・7bで、1984年に供用が開始され41年が経過する上部がポステンT桁2連、下部が重力式橋台2基と柱橋脚小判1基のPC橋。交通量は比較的多い。
 2023年度に行なった定期点検で、下部(柱部・壁部)にひび割れがみられ、また、上部(舗装・防護柵)に異常・変形・欠損などが確認され、予防保全の観点から、速やかに補修等を行なう必要があると「健全度U」の判定となっていた。
 また、「安壺浦橋」は、橋長26・2b、幅員5・5bで、1988年に供用が開始され37年が経過する1径間の鋼H桁橋。上部構造形式は鋼H形鋼橋、下部構造形式は逆T式橋台(2基)。交通量は比較的少ない。
 2024年度に行なった定期点検で、路面に凸凹があり、橋名板のボルト脱落など、前回の点検から進展が見られるため対応が必要と「健全度T」の判定となっていた。
 「フケ橋」は、橋長3・6b、幅員6bのRC溝橋(ボックスカルバート)。架設年次は不明だが、供用開始から凡そ50年が経過していると予想される。
 2024年度に行なった定期点検で、上部の頂版に剥離・鉄筋露出・漏水・遊離石灰が生じ、また、下部の側壁・底版にも遊離石灰が見られるため対応が必要と「健全度T」の判定となっていた。
 このため、損傷状況の確認調査等を行なった上で、補修(改築)工法の選定及び設計を行ない、概算工事費の算定までを実施する。

提供:滋賀産業新聞