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建通新聞社(静岡)
2025/09/26

【静岡】静岡市、県有地を取得 インタースクール誘致

 静岡市は、清水区駒越西の静岡県果樹研究センター跡地へのインターナショナルスクール誘致について、早ければ10月中旬にもスクールの開設と運営を行う事業者を募集し、年内に候補者を決める。県が所有する同地を取得するために、市土地等利活用推進公社と県が8月22日に売買の仮契約を結んだ。県議会9月定例会で土地売却の議案が可決された後に事業者募集を行う。
 多様な教育の場を確保し子どもの学びの選択肢を広げること、高度外国人材の子供の教育環境を整備するために、インターナショナルスクールの誘致を目指す。難波喬司市長は定例会見で「県内だけでなく県外、海外からの入学を誘引する世界最高水準の国際協力国際教育を提供するインターナショナルスクールの開校を想定している」と述べた。2028年9月の開校を想定している。
 難波市長は、海洋分野の研究開発や次世代産業の拠点化を進めていることにも触れ、インターナショナルスクールができることで「研究者や技術者が家族とともに来て、研究開発や産業振興をして新しい製品、商品を作っていくための大事な要素の一つになる」という考えを示した。
 県果樹研究センター跡地の所在地は清水区駒越西2ノ12ノ10で、敷地面積は7万0317平方b。
 募集要件は「自由度を高くする予定。厳しい条件を付けずに、インターナショナルスクールをしっかりと開設し、良い教育をできる事業者を募集する」とした。全寮制については「恐らくない」と話した。
 市土地等利活用推進公社が土地を県から取得し、事業者が公社から土地を借り、自前で建物を建てて運営する。

(提供・建通新聞社)