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　北陸地方整備局は、ＷＴＯ（政府調達協定）対象となる、長岡市内「Ｒ７−９国道１７号新和南津トンネル工事」について、１０月初旬の入札公告を目指し準備を進めている。
　工事概要はトンネルＬ＝２７２メートル。工期に約１６カ月を見込み、第４四半期の入札・契約を予定している。工事発注規模は１５億円以上３０億円未満となっている。余裕期間制度（フレックス方式）を適用する。
　一般国道１７号和南津改良事業（延長Ｌ＝１キロ）として計画。長岡市川口（旧川口町）にある和南津トンネル（Ｌ＝３００メートル）は２００４年の中越大震災で一部区間の覆工コンクリートが崩落するなど大きな被害を受けた。補修工事により復旧したが高さ規制で、大型コンテナが通行出来ない状況にあり、トンネル自体の老朽化も顕著なことから、新たなトンネルを整備する。
　新トンネルを整備することで、国際基準コンテナ車（高さ４・１メートル）の通行支障区間が解消するほか、トンネル内での大型車同士のすれ違い時の急減速に伴う追突事故やトンネル内壁への接触による損傷が減少するなどの効果が期待される。
　詳細設計はエヌシーイーが担当した。