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新建新聞社
2025/09/26

【長野】千曲市 屋代スマートIC周辺のまちづくり

産業や交通拠点など5ゾーンを構想
 千曲市は、仮称・屋代スマートインターチェンジを活用した魅力あるまちづくり方針等策定委員会を9月25日に開き、周辺地区の整備方針や整備手法などを示した。周辺に5つのゾーンを設け、にぎわいの創出や良好な都市空間の形成を目指す。
 構想するゾーンは、◇産業ゾーン(約11.8ha)◇交通拠点ゾーン(約0.8ha)◇商業ゾーン(約6.2ha)◇住宅ゾーン(約3.6ha)◇公共文化ゾーン(約2.0ha)―の5つ【図参照】。
 屋代SICやアクセス道路の供用開始に合わせるため、交通拠点と商業ゾーンの整備を優先する方針。「開発整備促進区を定める地区計画」を策定する必要があることから、県と協議を進めている。
 市民ワークショップや関係者へのヒアリング調査から、各ゾーンの主な機能や空間イメージとして、産業ゾーンに物流拠点の立地や食品工場等の誘致、交通拠点ゾーンに駐車場や休憩施設の設置、商業ゾーンに観光機能や道の駅、住宅ゾーンにUIJターンの移住・定住者が住みたくなる空間、公共文化ゾーンに学生が集える場や子どもたちの遊び場―などを挙げた。
 屋代SICの関連道路整備では、アクセス道路となる市道一重山2号線(延長1.4km、幅員20m)、料金所施設と一重山2号線をつなぐ市道返町東西線、側道の新設や付け替え―などを予定している。既存道路の歩道や自転車ネットワーク路線、長野電鉄屋代線廃線跡地などを活用した歩行者・自転車等の利用環境の整備も行う。
 想定スケジュールは、商業ゾーンと交通拠点ゾーンの供用開始、一重山2号線の供用開始が2030年度末。公共文化ゾーン、産業ゾーン、住宅ゾーンの整備は2031年度以降になる見込み。

提供:新建新聞社