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　石川県の酒井雅洋教育長は、２５日に開かれた県議会９月定例会予算委員会において、能登半島地震により被災した、能登町の県立能登高等学校柳田校舎敷地内にある生徒寄宿舎「鳳柳（ほうりゅう）寮」について、危険性が高いことから建て替える方針であることを明らかにした。
　定員８０人の鳳柳寮はＲＣ造３階建て。地震により地盤が大規模に崩落し、基礎杭の損傷が判明しているという。酒井教育長は答弁で、災害復旧工事は現在地における現状復旧が原則だが、危険性がある場合は移転が認められるとし、「秋ごろにとりまとめられる調査結果を踏まえて現地建て替えか移転建て替えを含めて国と再建に向けた具体の協議を行い、方針を決定する」とした。
　委員からの同町宇出津地区に移転する予定はあるのかとの質問には「仮に移転する方針になった場合には能登町の意見を聞き、宇出津地区も含めて適切な場所を選定する」とした。