建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを5月30日時点のデータを基に独自に集計した(※)。今回のデータは、兵庫県内に本社を置く主工種が「土木一式」の企業1978社を抽出。四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、過去の調査と比べて変動がやや目立った。これまで主工種がとび・土工だった三ツ星ベルトが土木でトップを獲得、1位を含むトップ3入りを続けている共栄土木が2位、10位が最高だった森長組が3位となった。
三ツ星ベルトは、平均完工高が上位陣の中で劣るものの、売上高、評点Y、経営状況分析指標で1位となり、全体のトップを獲得した。共栄土木は飛び抜けた項目がない中で、おおむね安定的な数字を残し、トップ3圏内を維持した。3位の森長組以下、宮本組、吉田組、ハマダ、寄神建設まではいずれも売上高、平均完工高、評点Yの評価は高い一方で、経営状況分析指標で伸び悩み、順位が抑えられた格好だ。ただ、昨年11月末時点の結果と比べると、森長組、吉田組、寄神建設は全体の順位を大きく上げている。
■完工高は宮本組、寄神建設がワンツー
4項目のうち、売上高は800億円を超えた三ツ星ベルトがトップ。700億円超えの大栄環境、300億円超えの日清鋼業が続く。200億円を超えたのはNC建材と宮本組、10位の横山基礎工事までが100億円を超えた。土木平均完工高は200億円を超えた宮本組、100億円を超えた寄神建設が1位と2位。50億円を超えたのは9位のケミカル工事までだった。
経営面について、評点Yは1位が三ツ星ベルト、2位が宮本組と大栄環境となった。三ツ星ベルトの1300点台に続く、宮本組と大栄環境は1100点台とやや差が開いた。1100点台はこの他、吉田組、森長組、ハマダ、横山基礎工事の4社、1000点台は109社、900点台は274社だった。
■経営状況分析指標は総合順位100位以下の企業の高得点目立つ
経営状況分析指標も三ツ星ベルトが653点で1位。2位にはいずれも総合順位で100位内に入っていない廣田工務店、前田建設、モリケン、近江建設、相大建設、浜田建設の6社が638点で並んだ。649〜600点は70社、500点台は599社、400点台は659社。400点未満の企業は649社あった。
※売上高、土木平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標(@純支払利息比率A負債回転期間B総資本売上総利益率C売上高経常利益率D自己資本対固定資産比率E自己資本比率F営業キャッシュフローG利益剰余金)は、経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。
取材協力・JME
※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社