白山市は、白山手取川ユネスコ世界ジオパーク拠点整備について、12月補正予算への工事費計上を照準に実施設計を鋭意進めている。事務手続きなどを経て、来年春前の着工を目指す。
吉野地内で計画される同拠点は、ジオパークにおけるエリア全域の魅力と特徴を集約するため、吉野工芸の里をリニューアルするもの。敷地内に立地する閉館中の「レストランよしの」と産業情報センターを改修し、ビジターセンター「(仮称)ハクラボ」と学習・体験、情報発信、交流の機能を兼ね備えた新たな施設として一新する。
整備対象となる既存施設の規模は、W造平屋一部2階建て延べ652・5平方メートル(自動販売機コーナーを含む)を想定。デッキテラスや大階段の設置も検討する。全体の敷地面積は2万3073平方メートル。総事業費は今年度から2027年度までの3カ年で約9億円を想定する。実施設計は建築をVΛN建築事務所、外構など屋外エリアをアルスコンサルタンツが担当している。
屋外では、ジオ構成要素の国指定天然記念物「御仏供杉」を含む全景が見えやすくなるように周辺の環境を整備する。公衆トイレを移転改築するとともに、大型バスの乗り入れにも対応できるように手狭な駐車場を拡張し、利便性と安全性を向上させる。これにより、駐車台数は現行64台から94台(大型バス5台含む)に増える見通しだ。