海陽町は、社会資本総合整備計画のうち「災害に強い町づくりに向けた安全で快適な公園整備の推進」として宍喰地区防災公園整備計画を明らかにした。全体の事業費は16億7300万円。
計画の目標は、南海トラフ巨大地震被害想定を踏まえた、緊急避難場所や避難路の整備による災害時の応急対策や復旧・復興が図れる災害に強いまちづくりを実現すること。計画期間は2024年度から28年度までの5年間で、目標値として災害時の避難可能人数を24年度の現況値0人から28年度末までに1万600人まで増加させる。
公園は同町久保山北田地内の山を切土して建設を進めており、敷地面積約2・37f、全体土量約60万立方b。25年度は約1万3000立方bの造成工事を行っている。切土は今後、高規格道路の整備に使用される予定。
防災公園には、公園広場、ヘリポート用地、地域振興施設用地、公園駐車場、園内道路、消防屯所、洪水調整池、沈砂池などを設ける。造成のめどが立った段階で、施設の実施設計を委託する。
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建通新聞社