トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

秋田建設工業新聞社
2025/10/01

【秋田】補足設計と地質調査を今月中に公告/国道7号二ツ井今泉道路の延伸区間

 東北地方整備局能代河川国道事務所は、国道7号二ツ井今泉道路に関し、今泉IC(仮称)〜蟹沢IC(L1,420m〔以下延伸区間〕)を対象とした北秋田地区補足設計と北秋田地区外地質調査をそれぞれ今月中に公告する。今年度に今泉蟹沢地区構造物設計を建設技術研究所で進めており、補足設計では蟹沢ICをメインに箱型函渠と補強土壁の不足部分などについて詳細設計をまとめる。同時期に委託する地質調査は、米代川に架かる橋梁設計などに向け実施する。

 二ツ井今泉道路は、交通事故の減少、災害時における代替路の確保、救急医療支援等を目的とし、高規格幹線道路ネットワークを形成する自動車専用道路。起点の道の駅「ふたつい」付近(小繋IC〔仮称〕)から終点の北秋田市坊沢(蟹沢IC)まで、延長約5,900mを新設する。このうち小繋IC(仮称)〜今泉IC(仮称)までの延長4,500mは、今年度に開通する予定。小繋IC(仮称)では切り回し道路が完成し、9月に道路の切り替えを行っている。

 今泉IC(仮称)〜蟹沢ICまでの延伸区間(L1,420m)は、県道大館能代空港西線・翔鷹大橋の活用が技術的に厳しいことから、同橋の上流側に自動車専用道路を新設することが4年度に決まり、事業着手した。道路詳細設計はセントラルコンサルタントが担当。区間内では3カ所(◇国道7号との立体交差部 ◇JR奥羽本線 ◇米代川)に橋梁を架設する。

 建設技術研究所が進めている今泉蟹沢地区構造物設計では、現道と接続する蟹沢IC付近の道路や、小規模河川との立体交差部に設ける箱型函渠、大型ブロック積擁壁、補強土壁の詳細設計を12月25日までにまとめる。

 今月中に公告予定の地質調査は、米代川に架かる橋梁の詳細設計と、国道7号との交差部など構造物設置箇所の設計に資するため行うもの。橋梁の予備設計は、中央コンサルタンツが担当した。

提供:秋田建設工業新聞社