七尾市は1日、「令和7年度田鶴浜小学校校舎改築工事(校舎新築)(建築)」「同(電気設備)」「同(空調換気設備)」「同(給排水衛生設備)」の制限付き一般競争入札4件を公告した。16日まで申請書を受け付け、27日に開札する。建築(総合評価落札方式)の予定価格は15億6400万円で、2者で構成された特定建設工事共同企業体(JV)が参加できる。
その他、各設備の予定価格は電気が2億4780万円、空調が1億1550万円、給排水が7811万円。電気は2者JV、空調と給排水は単体企業が参加対象となる。
建築の入札参加者に関しては、JVの代表者、構成員ともに建築一式工事A等級を有すること。代表者は点数950点以上で年間平均完成工事高17億円以上、登録(所在地)区分が「市内1」「市内2」または「石川県内」の要件を満たすこと。構成員には年間平均完成工事高5億1000万円以上、登録区分が市内1か市内2の資格を求める。
電気のJV代表者は電気工事A等級で点数850点以上、年間平均完成工事高2億7000万円以上、構成員は同8100万円以上などの要件を満たすこと。空調、給排水2件の参加資格は管工事A等級など。
計画では能登半島地震で損傷した田鶴浜小の校舎棟を建て替える。建設規模はRC造一部S造2階建て延べ3260・59平方メートルで、うち放課後児童クラブのスペースは延べ179・54平方メートル。体育館改修や外構整備も含む。工期は2027年3月11日までで、同4月の供用開始を予定している。
既存校舎の解体を含む設計は浦建築研究所が担当。