幸手市は、東中(平須賀2912−3)の校舎増築と既存校舎大規模改修工事に向けた東中校舎増築等工事設計を進める。設計は丸田一級建築士設計事務所(久喜市、電話0480−52−1060)が2026年1月までの履行期限で手掛けている。第4四半期以降の工事発注、26年度に施工となる見込みだ。
市は、児童数の減少に伴い最適な学校規模の確保を目的に、学校統合・再編を計画する。東中は学校区内の4校(権現堂川・吉田・八代小、東中)を統合。市内では初となる義務教育学校を27年4月1日に開校する方針だ。
義務教育学校は、既存の東中校舎を活用。現在の教室棟と屋内運動場の間に位置する敷地に新棟増築を計画している。施設規模はS造平屋、建築面積約522uとしている。棟内に▽1・2年生教室▽低学年図書コーナー▽多目的室▽保健室――などを整備する。
また既存校舎(管理棟・教室棟)の大規模改修では、1階の職員室増床・特別支援教室移設、3階のコンピューター室を技術室に転用する計画だ。現況校舎の施設規模は、RC造4階建て、延べ床面積3544・6u、1977年度に建築。耐震補強等により耐震性を備えている。
開校時期までにこれらの工事を優先するが、その他の外周部や内部改修においては、今後検討するとしている。
提供:埼玉建設新聞