高知県高知土木事務所は、高知市一宮で進めている志奈弥川河川改修の中で橋梁の架け替え工事を進めており、上部工を2026年度に発注する見通し。
対象となる橋梁は、高知市一宮しなねの土佐神社入口と県道384号北本町領石線が交差する付近から北方向にある最初の無名橋。既存橋梁の下流側に新たな橋を整備し、完成後に撤去する。新橋は橋長9・4b、幅員2b、1径間のプレテンション方式PC単純床版橋。上部工の工期は4〜5カ月を想定。現在、逆T式橋台2基の整備を進めている。志奈弥川の改修では、川幅を広げるのに伴い6つの小規模人道橋を架け替えていく。
河川改修の全体延長は、約1200メートルあり、2000年度から築堤・護岸工や河道掘削を進めている。現在は、大規模特定河川事業により約1000メートルの区間の改修を進めており、第1期工事(延長480b)は24年度で完了。引き続き第2期工事(延長520b)を25〜34年度の計画で進めている。
事業の全体概要は、現状3〜4bの川幅を6・6b程度に広げ、深さも1・8b程度から余裕高含む2・7bにして河川断面を約2倍にする。両岸は古い石積とブロック積みを壊してブロック護岸で施工する。現在、第2工区で橋梁下部工と橋梁から上流へ約20b区間で河川の拡幅工事を進めている。
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建通新聞社