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鹿児島建設新聞
2025/10/06

【鹿児島】県土木部、ICT活用工事 / サンドコンパクションパイル工追加

 県土木部は10月から、ICT活用工事の発注者指定型「土工」について数量1万m3以上を5000m3以上に改正した。併せて、地盤改良工に「サンドコンパクションパイル工」も追加した。さらなる普及促進につなげていく。

 土木部は2016年12月からICT活用工事を試行。対象工種は16年12月からの「土工」(簡易型は21年2月〜)に始まり、20年9月から「法面工」「舗装工」、22年4月から「付帯構造物設置工」「舗装工(修繕工)」、同10月からは「作業土工(床掘)」「地盤改良工」−などに拡大。近年では、23年4月から「河川浚渫工」「構造物工」「基礎工」「擁壁工」、24年4月から「橋梁上部工」、同12月からは「コンクリート堰堤工」なども対象に加えてきた。なお、25年10月から、「1000m3未満の土工」「小規模土工」は「土工」に集約した。
 国土交通省が2025年度からICT土工を原則化したことなどを踏まえた措置。県監理課技術管理室では、「国や各県の動きをみながら、随時、要領を改定している。引き続き、ICT活用工事の推進を図りたい」と話している。

■土木施工管理基準
 舗装コア抜き省略化

 土木工事施工管理基準も10月より改定。本県独自の変更点では、アスファルト舗装の現場密度の測定で「維持工事の場合、監督職員と協議の上、3孔以下もしくは省略することができる」との文言を追加した。建設業界からの声に応じたもの。コア抜きの省略により、現場の負担軽減につながる。
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