京都市は、左京区鹿ケ谷の錦林浴場を廃止する考え。
錦林浴場(左京区鹿ケ谷高岸町2−1)は、RC造地下1階地上1階建、延449・9u。
都市計画局は3日、所管する公の施設のうち、市立7浴場について、指定管理者の候補となる団体(指定候補者)の選定結果を発表した。
Aグループの錦林浴場(左京区)、養正浴場(左京区)、三条浴場(東山区)の3浴場は明日香サポートサービス(京都市伏見区)、Bグループの壬生浴場(中京区)、久世浴場(南区)の2浴場は明日香サポートサービス、Cグループの辰巳浴場(伏見区)、改進浴場(伏見区)の2浴場はワン・ワールド(京都市下京区)をそれぞれ指定候補者に選定した。
指定期間は令和8年4月1日から令和12年3月31日までの4年間。ただし錦林浴場は令和8年度中の廃止を予定しているため、指定期間を令和8年4月1日から令和8年9月30日までの6ヵ月とした。
今後は、11月市会に指定候補者を指定管理者とする議案を提出する。
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京都市の錦林団地再生計画により、新たな住棟となる更新棟に浴室を整備するため、更新棟への移転後に錦林浴場を廃止し除却する。
錦林浴場を含め錦林市営住宅11棟ほか14棟解体撤去工事設計として、令和6年12月開札で、みやこ設備設計(京都市中京区)に決定し進めた。
錦林団地再生計画では、既存団地の住棟、錦林浴場等は令和8〜9年度に除却する予定。その後、9〜10年度に錦林浴場跡地に公園(高岸南公園+高岸北公園の不足分)を移設する予定。
錦林団地再生事業に基づき進める住棟の集約等により、錦林地区では約1万0120uの将来活用地が生まれる見通し。