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秋田建設工業新聞社
2025/10/06

【秋田】三種町芦崎地区接続管とマンホール1カ所に着工/8年度の下水道事業、MP更新なども

 三種町上下水道課は、芦崎地区農業集落排水の下水道接続に関し、8年度から2カ年で接続管新設とマンホール2カ所の設置を行う。新設の延長は約2,900mで、今月末までに鹿渡工業がまとめる地質調査の結果を踏まえ、詳細設計(オリジナル設計、履行期限8年2月27日)で延長を詰める。8年度は計画の半分(新設L約1,450m、マンホール1カ所設置)を推進する方針。このほか、ストマネ事業でマンホールポンプ4基の更新などを予定している。

 農業集落排水(以下農集排)は昭和62年以降、釜谷、芦崎、大又、外岡・羽立、下岩川地区で供用を開始。供用開始が最も早かった釜谷地区は、平成30年度に公共下水道へ接続している。大又、外岡・羽立、下岩川地区は、改築・更新、下水道接続などの費用比較検討を行った結果、今後も農集排のまま運営を行う方針。

 2番目に供用を開始した芦崎地区は、処理施設(芦崎字芦谷地292)が老朽化し、施設更新よりも費用対効果が高いことから、公共下水道に接続する。処理施設より北側の八竜第一−1処理分区にあるマンホール(大口中継ポンプ場〔マンホール用ポンプ〕)まで管渠を敷設するほか、マンホールを2カ所に設ける。

 農集排を公共下水道に組み込むため、今年3月に変更した事業計画書と計画一般図を今月14日まで縦覧。5年度末時点で、下水道整備の事業計画面積572.8haに対する汚水管渠整備区域の整備率は100%だが、農集排統合により事業計画面積は606.7ha(八竜第一−1処理分区90.3ha→124.2ha)と33.9haの増になった。このほか、人口減少を踏まえ計画処理人口(11,560人→9,060人)、計画汚水量(4,947㎥/日→4,235㎥/日)も変更している。

 また、ストックマネジメント整備では8年度、マンホールポンプ(八竜地区、山本地区各2基)と、マンホール蓋39基の更新を計画中。今年度に管渠更生を行った上台地区では、管渠の布設替え(L60m)も予定している。

提供/秋田建設工業新聞社