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福島建設工業新聞社
2025/10/07

【福島】夏井川・好間川改良復旧に債務負担行為15.9億設定/県土木部

 県土木部が今年度9月補正で工事に新規・追加設定した債務負担行為は4件。夏井川・好間川(いわき市)の改良復旧事業で掘削・護岸工等に一括して限度額15億9000万円の2カ年債務を組み、事業を促進。いわき石川線・石川バイパス1工区(石川町)では、限度額3億1400万円の2カ年債務で交差点改良舗装工などを発注する。
 夏井川・好間川では、令和元年東日本台風被害を受けて、浸水被害解消のため災害復旧助成事業により改良復旧を進めており、9月補正で@掘削工9万4960㎥A盛土工1万1600㎥B護岸工6200uに2カ年債務を設定した。
 いわき石川線・石川バイパスは今回取った債務により、法面工5300uと、国道118号接続部の交差点改良舗装工280mを発注する。
 相馬市・小泉川の河川事業費には期間2026年度、限度額3億6000万円の債務を設定。護岸工300mを発注し、浸水対策重点地域緊急事業後の関連事業として進めている改修工事を進捗させる。
 国道252号(只見町田子倉地内)の公共災害復旧費は、限度額9億円(期間25〜27年度)。22年冬に雪崩で流出した国道252号・あいよし橋を、新あいよし橋として旧橋南側(谷側)に架け替える工事で、下部工全4基(逆T式橋台、壁式橋脚各2基)を、24年度当初予算で設定した3カ年債務により24年度発注済み。その後、昨冬の雪崩で旧橋東側の出逢橋が流出するなどし、工期延長の必要が生じたことで、今補正で追加の債務を組んで対応する。
 新橋は橋長289m×幅員7(9.5)m。上部工形式は3径間PC連続ラーメン箱桁橋。現在、仮設の桟橋を施工中。
 このほか特別会計分で小名浜港の荷役機械建造費に期間26年度まで、限度額1億8000万円の債務を設定。東港地区アンローダー2号機の修繕工を発注する。
(提供:福島建設工業新聞社)