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北陸工業新聞社
2025/10/08

【富山】配電工事の施工品質競う/北陸電工が安全技能発表会/最優秀賞に山本チーム(敦賀支社)

 北陸電気工事(山崎勇志代表取締役社長)の第31回「配電工事安全技能発表会」が7日、富山市東黒牧の同社能力開発センターで開かれた。
 配電工事における安全意識と技能向上を目的に、配電部(大会委員長=武田宏一配電部長)が主体となり、毎年開催しているもの。
 開会式では山崎社長があいさつし、「環境変化に乗り遅れず持続的に発展し、先手を取って一歩前に出る行動を確実なものとするため、中期経営方針を刷新し、3つの方針を示している」と述べた上で、「1点目は信頼される会社づくり。お客様や地域社会の信頼なくして会社は存続できない。安全はすべてに優先する理念を改めて共有し、一人ひとりが自分を守る、仲間を守る、過ちは二度と繰り返さないとの誓いを思い起こして下さい。全員がルールを励行し、ライフラインを守るエッセンシャルワーカーとしての使命を果たしてほしい」と話した。
 さらに、「2点目は持続的に成長する体質づくり。働き方改革の進展や雇用難の中、作業員の負担軽減、作業能率の向上は喫緊の課題。環境変化を成長へのチャンスと捉え、止める・減らす・変える意識を常に持ち、一段高い成長戦略を強力に推進して頂きたい」とし、「3点目は未来を担う人材づくり。配電部門での人材育成活動の一つが配電マイスター、ベスト配電マン制度。受賞する皆様はさらなる能力向上に努め、他の方々は受賞者を手本として研さんし、配電工事従事者全体の成長、技術向上につなげることを期待する。本日は日ごろの研さんで培った技術、技能を披露してほしい」と述べた。
 来賓の今村栄夫北陸電力送配電取締役配電部長が祝辞を述べた後、審査委員長の濱田貴士配電部課長(安全品質担当)が発表上の注意を説明。
 競技には北陸電工の直営5チーム(富山、高岡、金沢、七尾、福井の支店から各1チーム)と協力会社3チーム(北陸3県から各1チーム)の24人が参加。発表会では、仮設変圧器車を使用しての変圧器取替工事の作業を披露した。作業時間を110分とし、外線工事設計書に基づき施工。審査員は各チーム2人で、作業開始から終了までの安全・施工品質管理状況を、100点の持ち点から審査票による減点・加点により採点した。
 閉会式では、配電マイスター認定者などを表彰後、濱田審査委員長が講評。今大会の最優秀賞と安全優秀賞(北陸電力送配電配電部)に福井支店敦賀支社の山本チーム(メンバー=山本和志、西村倫人、野田圭一郎氏)、安全優良賞に七尾支店の片岡チーム(同=片岡聡、屋敷達哉、嵯峨健斗氏)と高雄電設(富山県)の中川チーム(同=中川武志、毛利亮祐、竹内鋼氏)を選定したことを発表し表彰した。
 以下、その他の受賞者(敬称略)。
 【優良作業班長表彰】(北陸電力送配電表彰)明堂仁(寿電設)、片山崇幸(高岡支店)、宮崎哲朗(金沢支店)、三屋喜信(COSMO)、野村英治(福井支店敦賀支社)【施工品質優秀リーダー】小林英雄(富山支店)、岩井澄雄(富山支店新川支社)、長田賢昭(高岡支店)、澤村博司(七尾支店)、岡河圭一郎(福井支店)、開賢之(KAMISHO)、干場輝夫(広田電工)、本田光則(東豊電設)【配電マイスター】宮崎哲朗(金沢支店)、横田慎二(福井支店)、小川慎一(細川電気工事)【ベスト配電マン】三箇将也(富山支店)、黒田琢真(寿電設)、仲筋圭吾(高岡支店)、高森駿介(同)、小石有紀(金沢支店)、伊藤達哉(同)、田中凌平(福井支店)、奥村秀和(東豊電設)

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