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滋賀産業新聞
2025/10/09

【滋賀】県北部流域下水道 マキノポンプ場の耐震補強整備

 県北部流域下水道事務所は、23年度の耐震診断業務の結果に基づき、高島市マキノ町の高島処理区「マキノポンプ場」の耐震補強整備に取り組む。整備内容は場内建屋階段付近の数ヵ所の耐震化改修工事と場内布設管の補強工事で、予算措置等が順調にいけば25年度にも耐震補強工事について一括で発注公告し着工、1ヵ年で整備を進めたい考えだ。
 「マキノポンプ場」(高島市マキノ町西浜870―2)の建物は直接基礎形式でRC造地下2階から地上2階までの4階層。敷地面積は690平方b。
 24年度は高島処理区マキノポンプ場耐震補強設計業務をニュージェック滋賀事務所(大津市)に委託し、ポンプ場内のポンプ室および土木構造物を対象に耐震補強設計を行い、年度内に完了した。補強後の耐震性能は、「レベル1」(供用期間内に1〜2度発生する地震動)および「レベル2」(供用期間内に発生する確率は低いが大きな強度を持つ地震動)の2段階地震動での安全性確保を基本とする。
 また23年度はポンプ場を対象に耐震診断および耐震補強案検討を同じくニュージェック滋賀事務所(同)で実施し、一部耐震補強整備を要する箇所があるとの診断結果が出ている。
 マキノポンプ場は、99年に供用開始された分流式ポンプ場。全体計画汚水量は毎分1・42立方bで事業計画汚水量は毎分1・37立方b。

提供:滋賀産業新聞