星野リゾートが、あわら温泉に進出することが決定した。8日の定例会見で、杉本達治知事が明らかにした。
場所は、旧開花亭の跡地(敷地面積約1万3000)。施設概要や開業時期は現在検討中で、知事は「お客様を取り合うのではなく、温泉全体の魅力アップとなり、県としても応援したい」と大きな期待感を示した。
県は、同社との間で、2022年5月23日に「福井県内におけるリゾートホテル整備運営に関する協定」を交わし、具体化は、勝山のリゾナーレ福井に続いて2例目となる。この計画により、あわら温泉の知名度、およびブランド力の一層の向上が期待され、県ではこのチャンスを活かし地産地消の推進や、雇用創出による地域経済の活性化につなげたい考え。
会見ではこのほか、バドミントン世界選手権女子シングルスで3度優勝の山口茜選手(勝山市出身、再春館製薬所)の県栄誉賞の授与を計画。若者のUターンや県内定着を促進する「ハピBASE」(ふくアプリ内に若者向けコンテンツサイトを設置)を8日から開始することも報告した。