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建設経済新聞社
2025/10/10

【京都】優良工事施工者表彰委員会 令和6年度完成工事48件を審査

 京都府は9日、京都府地域づくり優良工事施工者表彰委員会を開催し、対象工事を審査した。
 地域づくり優良工事施工者表彰の対象は、京都府、京都府道路公社又は京都府住宅供給公社が発注した工事又は委託した草刈等の業務で、成績評定の点数が80点以上あり、規程に定める事項の全てを備えるもの。表彰委員会で総合的に審査し、被表彰者は知事が決定する。審査対象者のうちから特に優れた者を「優秀賞」として選考。優秀賞を除く者のうちから「奨励賞」を選考する。
 表彰委は、中川靖志委員長(一般財団法人公園財団淀川河川公園管理センター副管理センター長)、内藤郁子委員(一般社団法人京都府建築士会まちづくり委員)、横山あおい委員(NPO「人と自然とまちづくりと」理事長)、西田明委員(国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所副所長)の計4人で構成する。
 表彰委で京都府建設交通部の水谷真指導検査課長は「表彰制度は、京都府及び関係公社が発注する工事を対象として平成21年度から取り組んでいる。確かな技術力をもって優良な品質で工事を完成していただく、他の模範となるような企業を表彰している。表彰を受けると、建設工事の入札参加資格の主観点や、総合評価競争入札工事で加算点といったインセンティブがある。公共工事の品質の向上に一定寄与している制度であると考えている」「本日の委員会は令和6年度に完成した工事を対象としている。工事成績が80点以上になると、表彰について審査の申し出ができる。令和6年度の80点以上の件数は64件あり、そのうち申し出があったのが48件、事業者数では60社ということになっている。昨年、一昨年より、やや多い件数となっており、良い点数の工事が増えるということは非常に喜ばしいこと。全48件を対象にご審議いただきたい」と述べた。
 対象工事の審査は非公開。申し出工事の件数は48件で事業者数は60社。
 表彰委の意見を踏まえ、最終的に知事が優秀賞、奨励賞を決定する。