金沢市は、有松2丁目地内の日本郵便金沢有松社宅跡地(敷地全体面積約8900平方メートル)における「三馬小学校」新築工事に向けた基本設計業務を現在、鋭意進めている。新校舎及び屋内運動場施設などの配置ゾーニングや、安全で利用しやすい動線計画、平面計画を踏まえ、建設規模等を検討し、確定させ、来年2月末までに基本設計の完了を目指す。
三馬小(久安6丁目地内)は建築後57年が経過し、老朽化が著しいことから、これまでに市が取得した同社宅跡地を建設地に充て、移転、建て替える。
計画によると、建物構造は校舎棟がRC造、屋内運動場棟SRC造で、延べ床面積約7900平方メートル(うち、校舎部分約6400平方メートル、屋内運動場部分約1500平方メートル/屋上プールを設置〈25メートル×5コース〉)となっている。
基本設計は釣谷建築事務所が担当。
整備スケジュールに関しては、2026年度から実施設計業務に移行。順調にいけば、本体建設工事は27年度に取り掛かり、29(令和11)年度中の供用開始を予定する。
なお、直接工事費概算額(外構及び屋外運動場整備費除く)は建築工事が約18億4000万円、設備工事約4億4000万円を見込む。