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秋田建設工業新聞社
2025/10/14

【秋田】秋田市の公共下水道太平川9号幹線整備/広面の雨水管土木工事を再公告予定

 秋田市上下水道局は、広面字谷内佐渡地区の雨水管整備に関し、入札不調が続いている土木工事を今月末または11月に公告するため準備を進めている。9月補正予算で3カ年継続費5億7,000万円(7年度1億円、8年度1億9,000万円、9年度2億8,000万円)を設定。当初は鋼矢板を打設しながら掘削する予定だったが、通信会社やガス会社の地下埋設物への影響を考慮し、振動や軟弱地盤にも対応できるオープンシールド工法に変更する予定。

 公共下水道太平川9号幹線整備事業として進めている同整備は、太平川に流入する管渠やボックスカルバートなどを整備するもの。施工地は県が県単河川改良事業で施工した太平川谷内佐渡工区の近く。5年度には泥土加圧式推進工(L92.6m・φ1,650)を発注している。5年7月の大雨で同地区が浸水したことや、土木工事の入札が5〜6年度にかけて5度、不調となったため、事業の完了時期がずれ込んでいる。

 6度目の公告を目指す土木工事では、延長92.18mのボックスカルバート敷設工(1,500mm×1,500mm)、口径800mmのFRPM管敷設工(L56.38m)、口径1,000mmのFRPM管敷設工(L25.87m)、組立マンホール工4カ所などを行う。

 工法変更に伴い、今年度中の工事完成は困難となったため、今年度当初予算で確保していた5億円のうち4億円を減額して今年度の継続費年割額としている。今月または11月に工事を公告し、12月または1月から着工したい考え。

提供:秋田建設工業新聞社