徳島県は、2022年度に完成した県立中央病院南館と渡り廊下の長寿命化対策に着手する。このほど前段階として「保全台帳・保全計画」作成に向けた詳細調査を北斗設計(美馬市)に委託した。26年3月をめどに報告書をまとめる。
建物の規模は南館棟が鉄筋コンクリート造5階建て延べ6691平方b、渡り廊下棟が鉄骨造5階建て延べ425平方b。今回、保全台帳作成と県有建築物点検の各マニュアルに基づき調査する。施設の調査結果や作成した保全台帳・保全計画から、施設ごとの調査結果の考察も盛り込む。
中長期保全計画管理用の保全台帳は、グラフと個別設備ごとの表からなる見通し。具体的な改修保全年次計画に反映させ、更新スパンや経費などを、工種や設備機器群ごとにまとめる。
所在地は徳島市蔵本町1ノ10ノ3。人口減少と厳しい財政状況の中で、基本性能の維持と更新・修繕コストなどの縮減を目指して、長期使用のライフサイクルコストを縮減して更新費用の平準化を図る。
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建通新聞社