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滋賀産業新聞
2025/10/16

【滋賀】高島市 新ごみ処理施設の建設

 高島市環境センター建設課は、新ごみ処理施設建設(安曇川町田中地先・泰山寺区)に関連する搬入道路の測量調査設計「中野工区」を現在進めている地元調整が順調にいけば年明けにも発注する。
 「中野工区」の測量調査設計の概要は、地形測量、路線測量、用地測量、地質調査、予備設計(道路、法面、擁壁、橋梁)、詳細設計(道路、法面、擁壁、橋梁)L560bで、期間が24ヵ月。
 また、搬入道路「泰山寺工区」の測量調査設計については、ワカサコンサル(福井県)が担当し、27年3月末の完了を目指して進められている。その概要は、地形測量、路線測量、地質調査、詳細設計(道路)L110bで、期間18ヵ月を予定。
 中野工区と泰山寺工区の道路工事に係る施工期間は約2年1ヵ月。概算費用については両工区合わせて工事費4億2600万円で、用地買収や諸経費など合計約5億円を見込んでいる。

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 また、同課が当初予定していた「新ごみ処理施設建設・運営事業者」の発注方式は総合評価一般競争入札で、事業方式はDBO方式を予定しているが、この25年度内での選定もズレ込む見通し。当初示していたスケジュールは、26年の夏頃から実施設計、27年夏頃にごみ焼却施設の建設工事へと運んでいき、21ヵ月の工事期間を予定していたが流動的。その後は、29年4月の試運転を経て、同年11月から本稼働、リサイクル施設の建設工事は、29年10月頃から設計・確認申請変更など取り掛かり、30年4月からの工事着手を目指すとしている。工事期間は試運転含む24ヵ月を見込み、32年4月の本稼働を目指していく。
 造成工事については、設計を応用地質京滋営業所(大津市)で完了しており、スケジュールは26年度から工事着手、1ヵ年での完了を目指す。また、地質調査にも着手する予定で、近畿設計測量(大津市)で業務を進めている。
 新施設の整備地は安曇川町田中地先(泰山寺区)で、対象面積4万3250・61平方b。新ごみ処理施設の整備概要は、ストーカ式焼却炉で、処理能力約52d/日(26d/日×2炉)、処理対象物は家庭等から発生する燃やせるごみで、ごみの焼却で回収した熱エネルギーについて積極的な有効利用を図る。リサイクル施設は、処理能力約6d/日(粗大ごみ5d/日、資源ごみ(カン、ペットボトル等)1d/日)、処理対象物は、家庭等から発生する粗大ごみ、不燃ごみ、資源ごみで、環境学習施設等の併設も予定している。

提供:滋賀産業新聞