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建通新聞社(中部)
2025/10/16

【愛知】幸田萩谷土区整理組の事業認可を年内

 幸田町は、「幸田萩谷土地区画整理事業」の事業認可が2025年内に降りる見込みだと明かした。組合設立も年内に行われる予定となっている。
 施行者名称は「幸田荻谷土地区画整理組合」。事業化を目指す対象地区は、萩、焼野と西野、姫田、稲原、荒井、仲田のそれぞれ一部と芦谷伯楽の一部の面積14・84f。JR東海道本線幸田駅より東へ約1`、幸田町のほぼ中央部に位置しており、地区の東側は国道248号に隣接している。名豊道路芦屋インターチェンジからも約600bと、生活利便性が高い地区となっている。
 そのため、区画道路、街区公園などの公共施設の整備を進め、新市街地として町の中心部にふさわしい利便性と豊かな居住性を兼ね備えた、安全で質の高いまちづくりの推進を目指す。現在は大半が農地主体の地区で、地区西側に戸建て住宅が点在している。
 土地利用計画では一体的市街地の誘導地区(住宅地区など)としており、住宅地は10・09fで67・99%程度としている。
 公共施設計画での区画道路は幅員4〜12bで、幅員12bの区画道路は国道248号に接続する東西2本。1本は町道幸田萩線(12−2号)を両側舗道に拡幅するように計画し、他事業で整備する。
 幅員10bの区画道路は地区中央に南北の1本で、幅員12bの区画道路とともに、沿線サービス施設と住宅地の棲み分け、地区の主要道路として計画している。国道248号を横断する既存2カ所のアンダーパスは、区画道路・特殊道路として存置できるようにする。特殊道路は幅員4bの道を適所に配置、歩行者の利便性や安全性を確保する。
 公園は誘導距離を考慮して街区公園を2カ所整備し、合わせて約4460平方bとする。国道248号の法面など用地を1号緑地、調整池を1カ所設け、2号緑地として整備する。計画公園・計画緑地(1号調整池)の周囲を幅1・5b以上で植栽し回復緑地とする。
 調査設計業務をオオバ名古屋支店(名古屋市中区)に委託し、26年3月末までの履行期間で進めている。同業務では準備委員会の運営補助なども行っている。区域区分や用途地域都市計画決定図書等作成業務なども同社が担当した。
 今後は組合設立後、27年度ごろをめどに、組合が仮換地設計を委託。工事も同組合が発注する。事業が順調に進めば、33年の組合解散を予定している。


提供:建通新聞社