京都府が令和7年4月1日から7月31日の間に入札・契約した予定価格400万円を超える建設工事の平均落札率が90・5%(契約件数292件)だったことがわかった。
10月15日開催の令和7年度第2回京都府入札監視委員会(平尾嘉晃委員長)に府が報告した。前年同期の90・7%(契約件数300件)と比べ、0・2ポイント減となった。
292件の内訳は、一般競争入札が90・3%(269件)、指名競争入札が90・2%(16件)、随意契約が96・5%(7件)。
期間中に府外企業に入札参加を認めた工事は15件。内訳は▽鋼橋やPC橋等の橋梁上部工や消化ガスタンク等の専門工事1件▽技術的難易度が高いトンネル工事0件▽法面処理、特殊舗装、海洋土木等工事のうち特殊機械や専門技術を要するもの3件▽特殊機器(設計やシステム開発を伴うもの)の工場製作を含む設備工事及びその点検・修繕工事10件▽重要文化財建造物の保存修理工事のうち高度で特殊な技術を要するもの1件▽府内に施工できる企業がないか極めて少ない「個別」の工事0件▽WTO対象工事0件。
府外企業に入札参加を認めた工事15件の平均落札率は93・3%(平均参加者数3・7社)。このうち府内企業が落札した工事は3件で平均落札率は91・4%(平均参加者数6・3社)、府外企業が落札した工事は12件で平均落札率は93・8%(平均参加者数3・1社)。
令和4年度以降の各期の平均落札率[工事]をみると、▽令和4年4月〜7月…90・4%▽令和4年8月〜11月…91・2%▽令和4年12月〜令和5年3月…91・0%[令和4年度通期…90・9%]▽令和5年4月〜7月…90・5%▽令和5年8月〜11月…91・0%▽令和5年12月〜令和6年3月…90・7%(令和5年度通期…90・7%)▽令和6年4月〜7月…90・7%▽令和6年8月〜11月…90・9%▽令和6年12月〜令和7年3月…91・1%(令和6年度通期…91・0%)▽令和7年4月〜7月…90・5%−となっている。
一方、物品購入は総契約件数66件で平均落札率は80・2%(前年同期83・1%(契約件数86件))。内訳は一般競争入札が58件で77・8%、指名競争入札が1件で79・6%、随意契約が7件で100・0%。
入札監視委では、抽出案件の工事4件(▽[一般競争入札]小倉西舞鶴線ほか小修繕(舗装)工事▽[一般競争入札]国道178号防災・安全交付金(緊防)(加速化対策)工事他1件▽[指名競争入札]重要文化財東福寺常楽庵客殿ほか2棟保存修理工事(塔司寮畳工事)▽[随意契約]京都府庁舎空調チャンネルコントローラー更新工事、物品1件([一般競争入札]▽総合指揮システムの整備及び保守業務)、プロポーザル1件([随意契約]▽向日町競輪場敷地再整備事業に係るコンストラクション・マネジメント業務委託)の計6件について、入札経緯等の報告を受け、審議を行った。