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建通新聞社
2025/10/17

【大阪】兵庫県内管 673社の総合ランキング

 建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを5月30日時点のデータを基に独自に集計した(※)。今回のデータは、兵庫県内に本社を置く主工種が「管」の企業673社を抽出。四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、JR西日本テクシアがトップに立った。2位はエア・ウォーター防災、3位は東亜外業となった。
 JR西日本テクシアは、JR西日本グループとして鉄道関連をメインに駅向けの出改札・ICカードシステム、昇降設備など各種設備を手がけており、過去の調査でも5位以内をキープ。今回初めて1位を獲得した。4項目のうち完工高以外の3項目が全て1位だった。エア・ウォーター防災はデータがある調査回はいずれも1位で、今回も4項目全てトップ10に入るなど安定していたが、トップにはわずかに及ばなかった。

■完工高トップは伊丹産業電設

 4項目のうち、売上高はJR西日本テクシアが300億円を突破してトップ。エア・ウォーター防災が270億円で続いた。100億円台は三機サービス、ネクスト・ワン、ダイネン、東亜外業の4社。100億円以上の企業は前年度の調査と比べて変わらなかった。管平均完工高の伊丹産業電設、山本設備機工、東亜外業のトップ3の顔触れは過去の調査でもおおむね変わらず。このうち、山本設備機工は今回60億円の大台に乗せた。JR西日本テクシアまでの4社が60億円を超えた。

■JR西日本テクシア、エア・ウォーター防災が評点Y1300点台に

 経営面については、評点Y、経営状況分析指標ともJR西日本テクシア、エア・ウォーター防災が1位と2位。評点Yは両社そろって1300点台にアップした。1100点台はダイネン、東亜外業、ユーサーブの3社、1000点台は藤田設備、中央水道、イサム水道商会など44社、900点台は128社あった。
 経営状況分析指標では、JR西日本テクシアとエア・ウォーター防災が650点を超えた。2社とも前年同期の640点台からの加点。649〜600点は31社、このうち藤田設備、中央水道、イサム水道商会、森口水道工務、播水管工、宏誠設備、ユーサーブまでが630点台だった。500点台は238社、400点台は211社。400点未満の企業は191社あった。

※売上高、管平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標(@純支払利息比率A負債回転期間B総資本売上総利益率C売上高経常利益率D自己資本対固定資産比率E自己資本比率F営業キャッシュフローG利益剰余金)は、経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。
取材協力・JME
 ※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中

 提供:建通新聞社