総合小売業のイオンリテール(千葉市美浜区)は、三条市内に新フォーマットとして展開する都市型ショッピングセンター「そよら三条須頃」を11月7日に開業する。地域最大級の食品売場を擁しており、県内には初出店となる。
13日に燕三条地場産業振興センターで開催された概要説明会で同社が明らかにした。計画によると、上須頃土地区画整理事業地内(上須頃5009番4)の約4万5480平方メートルに「イオンスタイル三条須頃」を核店舗とし、120席を備えた開放感あふれるフードホール・地産地消にこだわった総菜店・さまざまレストランがそろった2階建ての「イオンスタイル棟」と、英会話教室・音楽教室・キッズアミューズメントなどを備えた平屋建ての「専門店棟」、家電量販店が入居する2階建ての「ヤマダデンキ棟」の3棟構成とする。3棟合わせた売場面積(10月時点)は約1万4800平方メートル(うち、直営4149平方メートル)を想定している。26年春時点における専門店数は15店舗を見込んでいる。
さらに、専門店増設予定エリアには3棟(約515平方メートル、約180平方メートル、約220平方メートル)の建設を計画。来年の着工、同年秋のオープンを予定する。駐車台数は1064台(敷地内778台、隔地286台)、駐輪台数は自転車86台、バイク7台分を確保。
なお、イオンスタイル棟と専門店棟は大和ハウス工業、ヤマダデンキ棟は大木建設(広島県福山市)が担当し、工事が大詰めを迎えている。
上越新幹線とJR弥彦線「燕三条駅」から徒歩8分、北陸自動車道三条燕インターチェンジから車で6分と、交通アクセスに優れる。近隣には三条看護・医療・歯科衛生専門学校や三条市立大学、県央基幹病院などが立地。そのほか、ダイア建設新潟が分譲マンションの建設を進めている。