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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/10/20

【埼玉】県産業労働部、WTO案件でロボット開発イノベーションセンター新築

 県産業労働部が建築工事を計画しているロボット開発イノベーションセンター(仮称)の新築について、WTO案件として1月にも入札課より一般競争入札で公告する。これまで3度不調となっていたもので、順調に契約が進んだ場合、2026年7月に工事着手、28年3月の完了を見込む。
 同センターは、圏央鶴ヶ島インターチェンジ近接地(鶴ヶ島市太田ヶ谷地内)に新設する敷地面積約11・1haの「SAITAMAロボティクスセンター(仮称)」の中核的な施設となる。
 施設内には▽事務スペース▽ラボ29室▽コワーキング2室▽屋内フィールド―などを配置。埼玉県のロボット産業集積の核と位置付け、市場規模の拡大が見込まれるサービスロボット分野に、県内中小企業が参画できるよう支援する。
 再公告するロボット開発イノベーションセンター(仮称)は、RC造(一部S造)2階+塔屋(3階)、延べ床面積5709u、最高高さは16・6m。センター棟(事務スペース、ラボ29室、コワーキング2室、屋内フィールド337uほか)、貸倉庫、機械棟、外構などを整備する。
 実施設計はエーシーエ設計(長野県長野市、рO26―296―8300)が受託している。
 不調となった公告では、参加は単体または2〜3者JVで、代表構成員は1000点以上、構成員は800点以上としていた。
 なお、SAITAMAロボティクスセンター(仮称)については25年度当初予算案へ建設費とて6億6169万円を計上している。4カ年継続事業の第2年次となり、すでに、造成工事や構内道路工事などは発注済み。

提供:埼玉建設新聞