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北陸工業新聞社
2025/10/21

【福井】安心・安全の地域拠点/大野警察署新庁舎の落成式行う

 大野警察署の新庁舎落成式が20日、関係者約50人が参加し行われ、工事の無事完成を祝った。
 式では、まず国歌斉唱し、県警本部の増田美希子本部長が式辞。庁舎の特長を示し「県民に親しみやすく、県産品を使用し、外観は大野の町屋をイメージした。災害に強い庁舎とし、省エネ化も図るなど環境に配慮。城下町として栄えた大野の文化の治安を守るにふさわしい施設」などと強調。竣工の喜びと感謝の気持ちを忘れず、地域の安全・安心の確保へ、署員一丸となり、益々努力していく決意を新たにした。
 続いて、杉本達治知事が工事関係者や地権者らに心から感謝して挨拶。
県公安委員会の春木麻紀子委員長、県議会の宮本俊議長、大野市の石山志保市長も来賓祝辞した。最後に、同署の砂子貴治署長が謝辞を述べた。
 このあと庁舎正面で、テープカットした。
 建設規模は、庁舎がRC造4階建て延べ3310・86平方メートル、車庫RC造平屋建て延べ161・52平方メートル、倉庫RC造平屋建て延べ288・13平方メートル、そのほかパトカー車庫、自転車置場、外構を新築した。
 建設場所は、大野市中保27字墓前8−1ほか1筆の国道157号沿い。中部縦貫自動車道を視野に入れ、アクセス性を重視している。総事業費には約25億円を投入した。
 設計は、木村建築事務所・石田建築デザインJVが担当。
 施工は、建築がMILKEN(見谷組)・大野建設工業・大北久保建設JV。電気設備が前田電気・三和電工社JV。機械設備が山二工業・合同設備工業JVが担当。
 なお、旧の大野署は築約50年で県内最古。耐震性が不十分などと、かねて指摘を受けてきた。
 移転新築が実現したことで、今後は捜査基盤や災害対応力を一層充実させ、地域の治安をますます強固にしたいとしている。

hokuriku