横手市水道課は、(仮称)雄物川浄水場整備事業(浄水場、配水池、取水場ほか)で行う浄水場部分の新設(建屋、浄水プラント)に関し、建屋の新築工事を今週または来週に公告する見通し。市内の建築一式A級業者への発注を想定しており、工期は600日を見込んでいる。また、浄水プラントについては別途、年内をめどにメーカーに発注する予定。工期は700日程度としている。
事業は、雄物川地域の3浄水場(雄物川中央、雄物川東部、平鹿西部)が老朽化していることから、維持コスト削減等のため統合するもの。工事は4年度から進めており、残整備は浄水場部分の新築、導水管布設、配水管布設となっている。整備にあたり、7年度当初予算で3カ年継続費42億8,500万円(年割額:7年度9億8,900万円、8年度15億500万円、9年度17億9,100万円)を設定。今年度は浄水場部分の新築のみを発注し、導水管と配水管の布設は8年度以降に着工する。
(仮称)雄物川浄水場は雄物川町沼館小中嶋の雄物川堤防付近(沼館橋付近)に建設するもので、給水規模は1日最大3,000㎥。配水池容量は12時間あたり1,700㎥、取水場の内径は1m程度となっている。布設する導水管は延長650m(φ200)、配水管は1,000m(φ300)。詳細設計は日水コンがまとめた。
提供:秋田建設工業新聞社