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　愛媛県と今治市は、県東予地方局今治支局庁舎と今治市庁舎の複合庁舎整備に関する基本協定を結んだ。市が市庁舎とその付帯施設（新庁舎）を現在の今治支局庁舎と河野美術館の跡地に建設し、新庁舎に県が今治支局の専有面積の割合に応じて整備費用を負担する形で無償借り受けする。10月14日に県庁で締結式があり、愛媛県の中村時広知事と今治市の徳永繁樹市長が出席し、協定書に署名した＝写真。
　協定式で中村知事は、今治支局庁舎が築56年と老朽化していることや、災害対応の観点から新しい庁舎の必要性を強調した上で、愛南町や西予市での成功例を挙げ「複合庁舎化が双方にメリットをもたらす」と述べた。また徳永市長も、市庁舎も67年が経過し老朽化していることを指摘した上で「複合庁舎によって『究極の窓口ワンストップ』が実現できる」と期待を寄せた。
　協定締結を受けて市は、２０２６年度にも本庁舎基本計画の策定に着手する。一方、県は今後、市の取り組みに合わせて現庁舎の解体設計や解体に向けた移転準備などを進める考えだ。

提供：建通新聞社