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　県は、衛生研究所（福島市方木田）の再整備基本・実施設計業務の委託先選定で21日、公募型プロポーザル手続きを開始した。同市永井川地内にある済生会総合病院福島南側の敷地約4000�uに、原則3階建てで延べ約4500�uの庁舎棟を移転新築する。提出期限は参加表明書11月18日、技術提案書12月18日。2026年1月中旬の第1次審査でヒアリング要請者を4者程度選定し、2月中旬の2次審査（公開ヒアリング）で最優秀と次点各1者を選ぶ。3月上旬に選定結果を公表する。
　プロポーザルの参加形態は単体か3者以内の設計共同体。単体と設計共同体代表は、過去15年間にバイオセーフティーレベル（ＢＳＬ）3以上を有する延べ2000�u以上の研究所新増改築設計実績が必要。提案課題は�@検査機能の充実と安全で機能的な職場環境整備�A災害に強く、健康危機発生への備えを有する施設�B社会環境の変化に柔軟に対応し、継続的・長期的な業務運営が可能な施設�C人と環境にやさしく、ライフサイクルコストの縮減に配慮した施設−等に関する提案。
　審査は石井敏東北工業大学建築学部建築学科教授、速水清孝日本大学工学部建築学科教授、後藤幸永県薬剤師会試験検査課長、加藤敏史県土木部営繕課長、風間秀元県保健福祉部薬務課長、伊藤理県衛生研究所長で構成する委員会が行う。
（提供：福島建設工業新聞社）