日本工業経済新聞社(群馬)
2025/10/23
【群馬】沼田横塚産業団地造成へ 月内に工事一般競争
県企業局団地課は、沼田市横塚町地内で行う沼田横塚産業団地造成工事を月内の一般競争入札公告へ準備を進めている。工事は分割して発注する。工事期間は約12カ月を見込む。当初予算で確保した8億4350万円と2026年度までを期間とする債務負担行為に設定した限度額3億6150万円の総額12億500万円を充て工事を進める。造成面積は約19haとなる。詳細設計は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が手掛けた。
造成地は県道富士山横塚線と沼田市道横塚東部4号線に挟まれた箇所に位置。造成面積が約19・1ha、分譲面積は約15・9haとなる。分譲区画は3区画で◇A区画=約5・7ha◇B区画=約8・5ha◇C区画=約1・7ha−。分譲開始は27年度を予定している。
造成工事で整備する構造物は◇調整池=2池◇調整池からの排水路=623・8m◇区画内道路=2896・2m◇管理用道路=283m◇排水路=5126・1m◇上水道管=3060m−などとなる。敷地造成工事では約11万立方mの掘削を行う。
調整池は造成地北西側と南西側に1池ずつ整備する。北西側に築造する調整池は◇容量=1万1600立方m◇底版部面積=2368u◇法勾配=1:0・5−となる。掘削土量は1万1271・9立方mで、法面には大型ブロック積みを施す。施工高は5・2m〜7・5mで、1815・5u施工する。底版部は473・6立方mのコンクリートを施す。高炉(B)18−8−25(20)を使用し、厚さ20p打設する。
南西側に整備する調整池は◇容量=1700立方m◇底版部面積=906・3u◇法勾配=1:0・5−の規模となる。掘削土量は1784・8立方mで、法面には大型ブロック積みを施す。施工高は2・8m〜3・8mで、453・8u施工する。底版部は181・3立方mのコンクリートを打設。高炉(B)18−8−25(20)を厚さ20p施す。
団地内の雨水は本工事で整備する排水路を流れ、北西側と南西側に新設する調整池で雨水量を調整後、布設する排水管や排水路により田沢川へ放流する。北西側と南西側に新設する調整池に溜まった雨水は富士山横塚線に合流し、田沢川には300o×300oのGPU型側溝を243・2m布設し放流させる。
排水路整備では◇歩道用落蓋式側溝(300o×300o)=297・9m◇同(300o×500o)=267・4m◇同(400o×500o)=74・6m◇車道用落蓋式側溝(300o×300o)=1561・8m◇同(400o×400o)=321・5m◇自由勾配側溝(500o×500o)=119・4m◇同(600o×600o)=80m◇同(500o×700o)=208・7m◇同(500o×600o)=250・8m◇同(700o×900o)=121・3m◇同(800o×900o)=157・9m◇同(800o×1400o)=199・4m◇同(800o×1000o)=69・1m◇同(800o×1100o)=352m◇ボックスカルバート(400o×400o)=1・8m◇同(800o×800o)=15・7m◇L型側溝=1026・8m−を設置。
北西側に新設する調整池から富士山横塚線合流部までの区間にはφ700oのヒューム管を55・9m、300o×800oのGPU型側溝を54m布設する。南西側に整備する調整池から富士山横塚線合流部までの区間についてはφ400oのヒューム管を202・4m、300o×400oのGPU型側溝を68・3m設置を行う。
区画内道路は◇幅員12m(東西を通る道路)=748・5m、舗装面積6640・9u◇幅員12m(南北を通る道路)=324・2m、舗装面積3762u◇幅員12m道路の歩道部=舗装面積1904・3u◇幅員6m=69・1m、舗装面積320・8u◇幅員4m=1754・4m、舗装面積5581・5u−となる。
管理用道路は幅員3mで整備、舗装は511・2u施す。
上水道管は開削工法でφ150oのポリエチレン管を延長3060m布設する。