金沢市立病院事務局は、「市立病院移転整備工事基本設計業務」の設計者を選定するため、公募型プロポーザルを実施している。複数者から参加表明書の提出があり、26日までに一次審査(配置技術者の実績等の書類審査)の結果通知と、技術提案書の提出要請が行われた。同提案書の受付期間は11月28日まで。
応募資格は単体企業、2者または3者で構成する設計JVだった。
委託内容は、市立病院の移転整備に係る建築・設備を含む基本設計業務一式。提案条件では、敷地の位置(建設地)が平和町2丁目164番、敷地面積約9240平方メートル。
建築物の概要については、施設用途が病院で、構造は免震構造とし、構造耐力上主要な部分の構造は基本設計において検討する。施設規模は病床306床、延べ床面積約3万3700平方メートル(うち、病院施設約2万7700平方メートル、地下駐車場約6600平方メートル)。
建設工事費(建築・設備)は約280〜370億円となっている。
履行期間は2027年3月下旬まで。
同工事設計者選定委員会の委員は、▽今村知明(奈良県立医科大学教授)▽高村雅之(金沢大学教授)▽竹村裕樹(金城大学客員教授)▽中川一成(金沢市町会連合会長)▽水野一郎(金沢工業大学名誉教授)▽高田重男(金沢市病院事業管理者)▽坂本和美(同病院看護部長)▽松矢憲泰(同病院事務局長)▽石浦裕治(同市土木局営繕課長)−の9氏が務め、評価基準に基づいて審査し、最適設計者及び次点者を特定する。なお、二次審査(技術提案書のヒアリング)は12月18日に実施、同下旬に特定結果の通知と、結果の公表を予定している。