県病院局が行っていた双葉地域における中核的病院整備基本・実施設計業務に係る公募型プロポーザルで、最優秀賞に石本建築事務所東京オフィスが選ばれ、4億150万円(消費税込)で随意契約した。納期2027年11月8日。次点は松田平田設計。
石本建築事務所案は建物を高層化し、コンパクトな配置計画として敷地に余裕を持たせることで外構計画が充実し、将来の変化に対応させるもの。大野駅や大熊町商業施設など復興のシンボルとしての地域との連携をはじめ、敷地や周辺環境に対する理解度を感じさせる提案とした。段階的拡充に対する具体的提案、スタッフの働き方への配慮も評価された。
施設は大野町の県立大野病院跡地に整備するもの。整備病床250床だが、開院時は100床前後とし段階的に拡充する。内科、外科、整形外科を先行し、最終的に20科を想定する。
敷地約2万6000u、施設は約2万5400u。25〜27年度で基本・実施設計を行い、完了次第建築工事に入る。
(提供:福島建設工業新聞社)