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北陸工業新聞社
2025/10/29

【富山】1月に実施方針策定へ/新時代ハイスクール構想/県教育会議

 2025年度第4回富山県総合教育会議が28日、県庁で開かれ、「新時代とやまハイスクール構想」の実施方針を2026年1月までに取りまとめることが示された。
 少子化や多様な教育ニーズに対応するため、すべての県立高校(全日制34校)を大・中・小規模校の20校程度に再構築し、38年度までに第1〜3期に分けて順次設置するもの。冒頭、新田八朗知事が「第5回構想検討会議で実施方針素案に関し、主な論点ごとの対応案を検討した。その結果を整理し、今後の構想の進め方について方向性を決定したい」と述べた。
 構想の進め方によると、実施方針を今後の「羅針盤」と位置付け、大規模校(1学年480人)1校は新築のほか「既存施設の活用」も含めて検討、中規模校(同160人〜280人)は複数キャンパス制の導入などによる機能分担を検討するとした。各期の設置方針は具体的な対象校を示し、3期ごとに教育内容や設置に必要な再構築を検討した上で提示する。実施方針の策定後、第1期に関する検討を行い、2026年度前半に第1期設置方針として公表。第1期校の設置は29年度を目指す。
 中規模校は県西部6校、県東部9校の15校程度、小規模校(同120人以下)は県東西各2校の4校程度とし、現在の高校施設を活用しつつ必要に応じて改修を行う。
 第3期県教育大綱の素案も協議され、26年3月に策定するとした。

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