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建通新聞社
2025/11/04

【大阪】新たな関西広域地方計画中間とりまとめ案

 国土交通省近畿地方整備局は、近畿圏広域地方計画有識者会議などの意見を踏まえ、新たな「関西広域地方計画」の中間とりまとめ(案)を明らかにした。2050年の関西をイメージし、「KX Kansai Transformation〜交わり、つながる、変革する関西〜」をコンセプトとしている。広域連携プロジェクトとして大きく10プロジェクトを提示。高規格道や幹線鉄道などのネットワークの形成や機能強化に取り組む関西交通ネットワークプロジェクト、関西の成長や発展をけん引し快適で暮らしやすい都市機能を再構築する都市の魅力向上プロジェクトなどを盛り込んでいる。
 活力ある圏域づくりとして「挑戦し、成長する関西」と「豊かに誇り高く暮らせる関西」、安全・安心な圏域づくりとして「災害に屈しない強靱な関西」と「人と自然が共生する持続可能な関西」、個性豊かな圏域づくりとして「人々を魅了し続ける関西」の五つを関西が目指す将来像に設定した。
 広域連携プロジェクトのうち「国土軸ネットワークプロジェクト」では、空港アクセス利便性の向上に資する時間信頼性の高い高規格道路や鉄道などの整備、国際コンテナ戦略港湾の阪神港でコンテナターミナル近傍の物流施設の立地促進や大水深コンテナターミナルの整備などの取り組みを推進する。道路ネットワークの強化として、主要な空港、港湾、高速鉄道駅などへのアクセス道路の整備に重点を置き、コスト縮減を図りつつ高規格道路ネットワークの効率的な整備を図る。また、近畿圏四環状道路と日本海・西日本・太平洋新国土軸による交流・連携を強化し、海峡部などを連絡するプロジェクトに長期的な視点からの取り組むことなどを盛り込んだ。
 「関西交通ネットワークプロジェクト」では、ネットワークの多重性・代替性といったリダンダンシーの確保の観点から、未整備区間の解消や、暫定2車線区間の4車線化など必要な機能向上の加速化を図る他、大阪湾域に集荷される農林水産物・食品の輸出促進に資する温度・衛生管理が可能な荷さばき施設整備、耐震強化岸壁の整備を行う。また、安全で円滑な交通の確保に必要な無電柱化の推進や連続的なバリアフリー空間の形成や道路空間のユニバーサルデザイン化など、まち全体を視野に入れた取り組みを展開する。
 「関西強靱化・防災連携プロジェクト」では、国土の基盤となるインフラ整備と維持・管理を基本とする他、首都圏の中枢管理機能を始めとする他圏域の機能バックアップを担う取り組みの強化を挙げている。
 この他に、「都市の魅力向上プロジェクト」では、都市のコンパクト化と交通ネットワークの確保のため、「ほこみち制度」や「まちなかウォーカぶる推進事業」を活用しながら道路空間の再編などを進めることなどを盛り込んだ。
 今後、圏域内市町村からの計画提案などを経て、26年3月ごろの計画策定(国土交通大臣決定)を目指す。
 ※イメージ図は建通新聞電子版に掲載中

 提供:建通新聞社