秋田空港ターミナルビル株式会社は、ユニバーサルデザイン(以下UD)に対応した施設整備のうち、国内線ターミナルビルのトイレ施設整備に8年度から着工する見通し。現在、日本空港コンサルタンツで設計等業務を進めている。館内の4カ所を対象に、利用者の状況に応じた快適で使いやすいトイレに改装する。このほか、中央階段の手すり改修と、リムジンバス乗り場修繕を1件で、今月中に公告する予定。
UD施設整備は、すべての利用者が安心・安全、快適に利用できる空港を目指し、5年度〜9年度の期間で行うもの。2階フロア改装、エレベーター新設、ベビーケアルーム新設(授乳室改装)、各階のトイレ改装、各階段の手すり改修・設置などを実施する。
トイレ改装では、個室ブースが狭くキャリーケースなどを持ち込むと利用しづらいため、ブースサイズの拡張などを予定。◇1階到着ロビー(男子・女子・バリアフリー)◇1階バゲージクレイム内(男子・女子)◇2階東側(稲庭本舗明治佐助商店の脇、男子・女子・多機能・授乳室)◇3階(資料展示スペース横、男子・女子)―の4カ所を対象に実施する。このうち2階東側は、男女の入口が隣接して判別しづらいため、改装により距離を設ける方針。総事業費は2億円をめどとしている。
手すりの改修は西階段、中階段、中央階段、東階段に手すりを設置するもの。今年度から着工し、発注予定の中央階段(エスカレーター横)は、両側に設置されている手すりが1段のため、手すりを追加設置し2段に改修する。手すり改修とまとめて発注するリムジンバス乗り場修繕は、老朽化のため実施。段差を解消してバリアフリー化する。
今年度はこのほか、カームダウン・クールダウンルーム新設を中山組で進める。発達障害、知的障害、精神障害などの障害がある利用者が、慣れない移動や人混み、周囲の視線、音、光等の混在により不安やストレスを感じた時に、外部の音や視線を遮断して気持ちを落ち着かせ、パニックを防ぐためのスペースで、館内に代用スペースがないことから新設する。
提供:秋田建設工業新聞社