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秋田建設工業新聞社
2025/11/05

【秋田】湯沢雄勝広域、消防署皆瀬分署庁舎の移転新築/400u規模で設計委託へ

 湯沢雄勝広域市町村圏組合は、消防署皆瀬分署庁舎(湯沢市皆瀬字沢梨台)の移転新築に関し、新施設の設計と地質調査を8年度に委託する予定。委託費を当初予算に要望し、新年度早期の委託を目指す。新施設は現時点で延べ床面積400u程度を想定。事務所機能のほか、緊急車両用の車庫などを備える見込み。9年度の着工、10年度の完成を目指している。

 現庁舎(RC2F308.4u)は、老朽化が著しい。過年度に武田一級建築設計事務所が実施した耐震診断で、耐震性も不十分なことが確認されたため移転する。

 新施設の建設予定地は現庁舎の向かい側(湯沢市有地約2,300u)。消防設備の大型化により現施設が手狭となっていることから、新施設の規模は鉄筋コンクリート造平屋建てまたは2階建て、延べ床面積400u程度と、現施設より100u程度の大型化を想定している。

 今年度は、建設予定地の造成に向けた設計、用地測量をそれぞれ柴田工事調査に委託済み。設計がこのほどまとまったことから改めて工事スケジュールを検討しており、検討の結果次第では造成の着工時期を当初予定していた8年度から、新施設の建設着工と同じ9年度に変更する可能性もあるとしている。

 新施設は8年度に設計と地質調査を行い、具体的な施設規模などを詰める。工事は9年度から2カ年で行い、10年度の完成を目指す。

 なお、移転後の現庁舎や敷地の利活用は、湯沢市と検討中。

提供:秋田建設工業新聞社