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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/11/06

【埼玉】本庄市 国道462号の4車線化へ県に単独要望

 本庄市は、同市内を南北に走る国道462号で、関越自動車道・本庄児玉IC(同市四方田地内)付近の延長約4・3qを4車線化するよう、県に要望した。周辺は交通の利便性が良く、産業立地が期待されている。沿線自治体と連携して要望してきたが、単独での要望は初めてという。
 国道462号は県が管理する補助国道。吉田信解市長が10月17日に県庁を訪問し、県の吉澤隆県土整備部長に要望書を手渡した。地元選出の県議らも同行した。
 4車線化の要望は具体的には、同ICから本庄早稲田駅入口交差点までの0・5qと、同ICから国道254号と交わる吉田林交差点までの3・8q。0・5qについては、すでに詳細設計が進んでいる。
 同市では国道462号は、本庄市街地と児玉地域を結ぶ重要な幹線道で、対象区間は周辺に田畑が広がり、沿線の同IC付近は、同市が発展創出ゾーンと位置付けて開発が望める拠点と位置付けている。
 また、同市では、主要地方道花園本庄線バイパスが本庄市北堀から深谷市後榛沢までの延長約2・8qが完成し、12月20日に開通を控えている。
 花園本庄線は国道462号と接続しており、バイパスが開通すれば、深谷市から、上越新幹線・本庄早稲田駅や同ICへのアクセスが良くなり、交通量も増えるとみられている。
 そのため、本庄市は、国道462号の対象区間について、現状の片側1車線を拡幅。それぞれ1車線づつ増やして全体で4車線化するよう要望を行った。
 すにで本庄市は、462号沿線の群馬、埼玉両県の自治体で「国道462号整備促進期成同盟会」(会長・吉田本庄市長)を発足させている。現在は、神川町など6市町で4車線化も要望を続けてきた。
 本庄花園線バイパスの開通を間近に控える好機だとみて、「強い思いを伝えるため」(本庄市都市整備部)、4車線化を同市として単独で初めて要望したという。
 本庄市道路管理課は「今後も要望を継続していきたい」としている。

提供:埼玉建設新聞