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秋田建設工業新聞社
2025/11/06

【秋田】詳細設計を1年前倒し/十二所花輪大湯線付替

 県教育庁生涯学習課は、「未来につなぐJOMON」世界遺産魅力アップ事業として実施する県道十二所花輪大湯線(鹿角市十和田大湯字野中)の付け替えに関し、今年度で地質調査を完了し、当初計画からスケジュールを1年前倒しする。来年度から詳細設計と路線測量を行い、12年度からの付替工事着工を目指す。業務および工事の発注は鹿角地域振興局が行う。

 同路線は、大湯環状列石群の間を通り、東側に野中堂環状列石、西側に万座環状列石があり、遺跡の保全や景観改善を図り、遺跡を一体化して観光できるよう整備するもの。付け替え道路は900mの現道を東側に迂回させて延長約2,800m(W8m)を新設する。北側を市道花輪小坂線、南側を市道浜田二本柳線と接続する。また、ルート上の北側と南側に草木川の横断箇所があるため、それぞれ橋梁を新設する。

 新設する橋梁は、北側が延長125m、幅員8m(橋台2基、橋脚2基、支間長L41〜41.7m)、南側が延長100m、幅員8m(橋台2基、橋脚1基、支間長L49.35m)規模を想定。

 道路予備設計と北側橋梁予備設計はセントラルコンサルタント、南側橋梁予備設計は復建技術コンサルタント、地質調査は秋田ボーリング、小川測量設計、国土防災技術、奥山ボーリング、東邦技術が担当した。

提供/秋田建設工業新聞