国土交通省四国地方整備局は、高知港海岸の三重防護に向け、新たに浦戸、御畳瀬、長浜の3工区での検討に着手した。浦戸と御畳瀬では胸壁を改良し、長浜では新川川河口付近に水門を設ける。本年度中に基本断面をまとめ、2026年度にも詳細設計を委託する計画だ。
浦戸工区は、浦戸大橋の西側で延長700bが対象。沖合に導流堤、背後に集落を抱える。御畳瀬工区は集落に面する延長600bが対象で、浦戸工区と同じく沖合に導流堤2本がある。長浜工区では、新川川の河口付近、渡船場の西側と臨海工業団地の間に新たな水門を設置する。
10月28日には、専門家、関係者を集めた高知港海岸地震津波対策技術検討会を開き、要求性能と設計条件について協議した。12月上旬に予定している次回会合では、長浜工区の水門部と取付護岸部の構造形式を検討する。さらに26年2月中旬から3月上旬の会合で基本断面を協議する計画だ。
高知港海岸の三重防護は16年度に事業化。国と県で施工区間を分け、比較的難易度の高い工区を国が担当する。24年度末時点での進捗率(延長ベース)は直轄が12%、県が36%。
提供:
建通新聞社