弥富市は、老朽化などを理由に鍋田支所を2026年3月31日で廃止する。これまでの業務は十四山支所が引き継ぎ、既存施設は27年度以降に解体の準備を進める想定だ。
鍋田支所は南部地区の住民を中心に利用されてきたが、建設から約60年が経過しており老朽化が深刻な課題となっている。こうした中、修繕を繰り返して利用を継続するよりも、十四山支所に統合する方が適切だと判断。そのため、20年3月に策定した「弥富市公共施設再配置計画」で廃止する方針を固めた。
移転に際し、市は住民説明会を実施。当日は、鍋田支所の現状や今後の方針、廃止後の行政サービスの対応などについて説明と質疑応答が行われた。参加した住民らからは、廃止に対する反対意見や質問は上がらなかったため、計画通り25年度末に支所を廃止し、その後は解体することが決定した。
既存施設は、耐震性などの観点から、利活用はせずに27年度以降の解体を計画している。跡地活用は未定で、公共施設の整備地や民間への売却などを視野に、行政需要や住民の意向を考慮して検討を進めていく。
廃止に伴い、鍋田支所内にある適応指導支援室「アクティブ」を十四山支所の2階に移転する。移転工事は服部工務店(弥富市)が進めており、年度内に工事を完了し、26年4月から運用を開始する予定だ。
鍋田支所の施設概要は、1966年竣工の鉄筋コンクリート造2階建て延べ394平方b。
提供:建通新聞社