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建設経済新聞社
2025/11/19

【京都】洛西浄化センターの汚泥濃縮施設 改築更新で実施設計に着手

 京都府流域下水道事務所は、長岡京市勝竜寺の洛西浄化センターの汚泥濃縮施設について、改築更新に向け実施設計にとりかかる。
 現在の濃縮施設は、重力濃縮施設と機械濃縮施設(加圧浮上濃縮)が同じ建屋内に配置されており、昭和52年の供用開始から48年が経過している。施設の土木・建築躯体は耐震性が不足しているため耐震補強が必要だが、耐震化対策を講じてもレベル2への対応が困難であり、既設を運用しながらの施工が難しい状況。
 既存施設は重力濃縮施設(重力式、幅19・1m×長さ19・1m×深さ4・0m×2槽/昭和52年竣工)、機械濃縮施設(加圧浮上式、幅3・7m×長さ13・8m×深さ4・0m×4槽/昭和52年竣工)。
 流域下水道事務所は、令和6年度に概略検討を日建技術コンサルタントで進めるとともに、別途進めているストックマネジメント計画では当該施設を「改築」に位置付けている。
 これらを踏まえ、濃縮施設の改築(更新)にあたり、概略検討業務の内容を確認及び検証し、既設の撤去及び新設に関する実施設計(詳細設計)を行う。このほど関連業務を指名競争入札で通知した。12月3日に開札し、担当業者を決める。業務概要は汚泥濃縮棟詳細設計一式、機械濃縮(初沈汚泥)詳細設計一式、機械濃縮(余剰汚泥)詳細設計一式。履行期間は令和9年3月10日。
 設計対象水量は、汚泥濃縮(初沈汚泥)が設計汚泥処理量2432m3/日、設計対象水量換算値9万8944m3/日、汚泥濃縮(余剰汚泥)が設計汚泥処理量2565m3/日、設計対象水量換算値10万4356m3/日。
 汚泥濃縮機の処理能力は、初沈汚泥(ろ液浸漬型ろ過濃縮装置)が60m3/h、余剰汚泥(ベルト濃縮)が60m3/hを想定。
 新しい汚泥濃縮棟の建設地は、濃縮汚泥の消化槽への移送距離が短く、汚泥処理施設が周辺に集約されるため、維持管理性が最も良い既設円形消化タンクを撤去した跡地を想定する。また、将来的に卵形消化タンクの撤去及び更新を考慮し、場内道路を既設濃縮棟撤去跡地と汚泥濃縮棟の前面に設けるものとして新汚泥濃縮棟の配置を検討している。
 汚泥濃縮機の台数は、危険分散を考慮して常用で複数台とし、停止時の代替施設がないことから予備機を含め、常用2台+予備1台の計3台を想定。