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滋賀産業新聞
2025/11/20

【滋賀】県湖東農振 敏満寺地先ため池「尼子池」の耐震化改修

 滋賀県湖東農業農村田園振興事務所田園振興課は、多賀町敏満寺地先の農業用ため池「尼子池」について県営尼子池地区緊急防災工事(農地防災事業・ため池整備事業)として耐震化に向けた改修整備を計画、25年度第3四半期中をメドに県湖東農振田園振興課から堤体工と取水施設工、洪水吐工の3工種を一括で発注公告したい考えだ。施工は債務負担行為で工事費を確保し、本体工事を25〜26年度、付帯工事を27年度単年度で行い全体完了としたい意向。事業費は1億5270万円。
 土地改良事業の24年度採択を受け詳細設計は同年度、キタイ設計(近江八幡市)に委託し(24年11月19日開札)、多賀町敏満寺地先の「尼子池」のため池改修実施設計一式と補足測量業務一式を行い、3月24日までの期間で完了している。
 尼子池(多賀町敏満寺字背戸山地内)は、農業用水の確保を目的に、谷をせき止めて築造された堤長35b、堤高8・6b、満水時水深7・1b、貯水量約1000立方bの池で築造時期は不明。今回行う改修・補強計画では堤体は堤長48b規模の遮水・耐震対策工事や張りブロック185平方bおよび張芝430平方b規模の法面保護工を実施。洪水吐は水路流入式(幅1b)で改修し、取水施設(緊急放流施設)は斜樋取水孔200_1孔および底樋ヒューム管800_で改修を行う。
 事業計画によると、農業用ため池として重要な役割を担う「尼子池」が漏水によるパイピングの進行、地震時の堤体安定不足により下流域に多大な洪水被害を及ぼす恐れがあり、洪水吐、取水施設も防災施設としての機能が低下していることから、堤体、洪水吐および取水施設を一体的に改修し、洪水被害を未然に防止することで地域の農業生産、生活環境の防災、減災を図る。
 尼子池はこれまで多賀町が耐震化について検討。20年3月作成の「多賀町ため池ハザードマップ」におけるはん濫シミュレーションで示した危険度を受け、22年度尼子池改修設計業務をパスコ滋賀支店(大津市)に委託し設計業務他を完了。23年度事業採択申請手続き、24年度正式採択を経て尼子池耐震対策の設計・業務県営事業の町負担分を予算措置。25年度当初予算にも工事費の多賀町負担金約500万円を措置した。

提供:滋賀産業新聞