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日刊建設工業新聞
2025/11/14

【鳥取】大山「一の沢橋」/雪崩被害から復旧計画策定/復旧費16億円を見込む/県土整備部

 今年3月に大規模な雪崩を受けて被災した大山「一ノ沢」の主要地方道倉吉江府溝口線「一の沢橋」について、県土整備部は、旧橋撤去し鋼製桁に改築する復旧計画を12日までにまとめた。災害復旧事業として今月18、19の両日実施の災害査定に持ち込む。復旧費は16億3200万円。
 雪崩は一ノ沢の標高1500b付近で発生。沢を約1600b伝って勢いを増した雪の塊が、落差約600bの下流に位置する「一の沢橋」(単純PCコンポ橋、橋長40・9b、重量920d)に衝突した。
 この影響で左岸側の橋桁が下流側に約140aずれた。
 復旧方針は学識経験者や専門機関の助言を踏まえ、今回と同規模の雪崩でも再度の災害から免れる橋構造とする。
 計画では同規模の雪崩に加え、土砂流出に伴った河床の上昇を考慮。桁架設の位置を現在よりも約3b高くし、河床から橋桁までの空間を確保する。
 復旧に向けては、ひび割れなど損傷が激しい旧橋を撤去。新しい橋は、鋼製型の「単純鋼合成床版橋」40・9bを採用して重量や桁厚を抑える。また、橋台は再利用して前後の取り合い道とともにかさ上げする。復旧延長は取り合いを含めた約150b。
 復旧費の内訳については、旧橋撤去4億8000万円、桁架設6億7000万円(下部工含む)、取り合い道に4億2000万円などを見込んだ。
 同部技術企画課の説明によると、復旧作業は冬季を避けるため、供用までは2030年まで約6年間かかるという。今月の災害査定後のスケジュールは、来年5月から旧橋撤去と護岸工に取り掛かり、28年5月に橋台のかさ上げと桁製作に着手。29年5月に桁架設と護岸復旧を進め、30年5月から取り合い道を改良して同年11月の供用予定。

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