さいたま市は市内無電柱化を推進するため、複数の電線共同溝整備設計を来年度にかけてまとめる。今後に施工を目指す「市道10709号線ほか1路線(R7宮原町工区)」「市道C100号ほか2路線」は来年度に設計を完成させ施工時期を調整する。すでに工区を分けて整備中の「川口上尾線」は年度内に設計を終え、順調ならば来年度に施工する見通しだ。
市は「無電柱化整備計画」に基づく重要路線の整備を推進中。計画上は28年度末までに防災上の重要路線で20%、バリアフリー経路では70%の整備を終える目標だ。
都市計画道路の整備と並行して無電柱化を行う路線もあるが、電線共同溝整備ための設計としては本年度に3件を委託している。いずれも市側が電線共同溝整備を手掛けて、その後の電線移設や電柱撤去などを管理者側が実施する格好となる。
設計している3件のうち「市道10709号線ほか1路線(R7宮原町工区)」に関しては道路全体を再整備する計画があり、無電柱化はその一環として行う流れ。今回の設計対象延長は約2200mとなっている。事業全体の進捗を踏まえ、電線共同溝布設の実施時期を調整する。
市道C100号線は全体で約1600mを整備する計画で、過年度に一部の設計を策定済み。来年度にかけて残った約1300m分の設計を策定する。埋設物の調査・移設などが発生する可能性があるため、施工時期は今後詳細を詰めていく。
川口上尾線は全体の施工延長約2000mを分割して整備中だ。本年度は「北袋町工区(約380m)」に関する設計を策定しており、年度内に仕様をまとめた後、来年度の施工を狙う。
設計はそれぞれ▽市道10709号線ほか1路線(R7宮原町工区)=ニュージェック埼玉事務所(さいたま市、電話048−633−6780)▽市道C100号線ほか2路線=トーニチコンサルタント北関東事務所(さいたま市、電話048−684−6580)▽川口上尾線(R7北袋町工区)=日本設計コンサルタント(さいたま市、電話048−824−5811)――が手掛ける。
電線共同溝布設に当たって、本年度は「市道F469ほか2路線」「鴻巣桶川さいたま線(宮町工区)」などの工事を発注済み。さらに「市道20280号線(北袋町工区)」に関しても、早ければ月内に公告する見通しを示してる。
そのほか、都市計画道路の整備と合わせて無電柱化を行う事例もある。本年度は「大宮岩槻線1工区」「大宮岩槻線大和田工区」「産業道路天沼2工区」の無電柱化設計や「指扇土地区画整理事業」の電線共同溝整備設計修正業務などを進める考えだ。
提供:埼玉建設新聞