能代市総合政策課は、過疎地域持続的発展計画の素案を公表、パブリックコメントを開始した。募集は12月19日まで。現計画の期間が今年度までのため、8〜12年度を計画期間とする新たな計画を策定。素案には新たに水素ラボ構想、能代工業団地交流会館の改修、除雪機械格納庫建設、二ツ井地域の簡易水道整備といった事業が盛り込まれた。パブコメの結果は素案に反映し、計画案を3月議会に上程する。策定は8年3月の予定。
計画は、過疎地域における地域の持続的発展を支援し、人材の確保・育成、雇用機会の拡充、住民福祉の向上、地域格差の是正などを図るため策定するもの。計画に基づく事業を実施する際、過疎対策事業債を財源として活用することが可能になる。
計画では、◇基本的な事項 ◇移住・定住・地域間交流の促進、人材育成 ◇産業の振興 ◇地域における情報化 ◇交通施設の整備、交通手段の確保 ◇生活環境の整備 ◇子育て環境の確保、高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進 ◇医療の確保 ◇教育の振興 ◇集落の整備 ◇地域文化の振興等 ◇再生可能エネルギーの利用の推進 ◇その他地域の自立促進に関し必要な事項―の13項目について定めている。
各項目で方針や課題、対策と事業の計画などを記載しており、「産業の振興」では新たに水素ラボ構想と能代工業団地交流会館改修事業を盛り込んでいる。水素ラボ構想は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の能代ロケット実験場で発生するボイルオフガスの活用や、水素関連の開発・実証を行うラボを建設するもの。JAXAや秋田大学、早稲田大学らと共同で取り組みを進めている。
能代工業団地交流会館(扇田字扇渕10−2)は、平成5年に建設された木造カラー鉄板葺、平屋建ての施設。これまで修繕のみを行い大規模な改修を実施しておらず、老朽化しているため、8年度以降に事業費を要望していく方針。雨漏りが発生していることから、外壁改修などを計画している。
このほか、交通施設の整備関連で道路維持センターの建て替えに伴う「除雪機械格納庫建設事業」、子育て環境や高齢者等の保健福祉関連で「保坂福祉会館改修事業」「こどもまんなか交流施設整備事業」が新たに盛り込まれている。
提供/秋田建設工業新聞